Laravel 5.1 がリリースされました。
http://laravel.com/docs/5.1/releases
https://laravel-news.com/blog/
リリースノート意訳
# LTS(長期間サポート)
バグの修正:2年間
セキュリティー対応:3年間
# PHP 5.5.9+
PHPの5.5.9以上のバージョンが必要になります。
# PSR-2
PSR-2のコーディングスタイルが採用されました。
生成されるコードもPSR-2スタイルが適用されるようになりました。
# Documentation
ドキュメント、サンプルコードが改善されました。
# Event Broadcasting
多くのモダンなウェブアプリケーションで、ユーザインターフェースをリアルタイムに更新する為に、WebSocketが使われています。サーバ上でデータが更新された時、WebSocketの接続を介してメッセージがクライアントに送信され、クライアントアプリケーションでハンドリングされます。
こういったタイプのアプリケーションの構築する為に、Laravelはイベントをブロードキャストすることが簡単にできるようになりました。
詳しくはEventのドキュメントをご覧ください。
# Middleware Parameters
Middlewareでカスタムパラメータを受け取ることができるようになりました。
詳しくはMiddlewareのドキュメントをご覧ください。
# Testing Overhaul
ビルトインテスト機能が改善されました。
詳しくはTestingのドキュメントをご覧ください。
# Model Factories
テストをする時、いくつかのテストデータをデータベースに挿入する必要があることがあります。手動でこれらのデータを作成する代わりに、Model Factoriesを使って、Eloquent Model毎のデフォルト属性値を定義することができるようになりました。
※Railsでいうところの、Factory Girl です。
詳しくはTestingのドキュメントをご覧ください。
# Artisan Improvements
コマンドラインアプリケーションを作成する時の、引数とオプションの定義方法がシンプルになりました。
詳しくはArtisanのドキュメントをご覧ください。
# Folder Structure
意図を明確にする為に、ディレクトリ構成を変更しました。
v5.0(変更前) | v5.1(変更後) |
---|---|
app/Commands | app/Jobs |
app/Handlers | app/Listeners |
# Encryption
v5.0では暗号化に mcrypt PHP拡張機能を使用していましたが、v5.1からは openssl PHP拡張機能を使用します。
# ララ帳のv5.1対応
「はじめての Laravel 5」の記事はv5.1での動作確認を行いながら、内容を修正していく方針です。
現在、「はじめての Laravel 5」の記事は全て「v5.0」カテゴリに属しています。v5.1での動作確認および、内容の修正が完了した物から、「v5.1」カテゴリに変更していきます。全ての記事の修正を6月末に予定しています。